むかうところ職なし

元 無職がつづる叙情詩

マンマミーヤ!死兆星

少年 「あれ!?どうしたんだマミヤさん食料なんか(バイクに)つんで!?」

マミヤ「ちょっとメディスンシティーまで」

少年 「えっ!メディスンシティー!?」

マミヤ「そう、薬の街メディスンシティー。

あそこに行けば薬が手にはいるかもしれない。レイ(愛する人)の命はあと3日!!

命を助けてあげることができないのならせめて………肉体の苦痛を少しでもやわらげて(すぐに楽になる薬を)あげたい!!今のわたしにはそれぐらいのことしか」

 

バイクにまたがり走り去るマミヤ。※北斗の拳第九巻より

 

誰もが知る有名なシーンですね。

なぜ突然このシーンが登場したかといいますと、オーバープロテクテッドなマミーから

「働ケ!サモナクバ帰還セヨ」とのお達しがじゃんじゃか届いてはいたのですが、連絡が来てたの気が付いてなかったわーごめんねごめんねー大作戦で乗り切っていました。

 

ところがある日から

「あなたの人生はこれからです」

「あなたはママの宝物です」

などとエグイタイプの実家召喚をしてくるようになったのです。

 

もう耐えられない!!そう思ったママの宝物wwはすぐさま行動に出たのであった

仕事を探すでも実家に帰るために荷物をまとめるでもなく全知全能の神グーグル様の御許へ、

マミヤさんがメディスンシティで手に入れた薬品名を調べて手に入れるそのために!

 

薬を探して幾星霜、いったいどれほどの月日がたったであろうか……私にはマウスをクリックする力さえもなくなりつつあったがいまだ入手ルートが見当たらない。

 

不意にカーテン開けっ放しの窓の空を眺めた刹那、私は目を見開いた……見える!北斗星のわきに輝く蒼星、死を予言する死兆星が!

 

その時私のからだの奥から力が込みあげ、脳の奥から呼びかける声が聞こえた。

私はその声に従い一目散である場所に向かったその場所とは最期を過ごすのにふさわしい場所、人類の楽園……銭湯へ。

 

天然温泉湯守の里でアヒル風呂のイベントがあるからでは決してない

やはり死を前にして身を清める的な、きれいな体で天国入りしたい的なエチケットの面から鑑みての入浴でして、無職のくせに銭湯に行ってばっかりなことを咎められる予防のためではありませんよー。

 

湯守の里はお風呂の種類が約10種類あるのです。

外風呂いっぱい!わーい!どれから入ろーなんてフェイントをかけながらも一目散へアヒル風呂へ。

小さいアヒルがいっぱいおる!ラッコとかダルマも泳いでるんるん!しかもお湯が黒くてウーロン茶のお風呂に入ってるみたい!ハッピー爽健美茶

 

しかもお子様には浮いてるあひる一匹プレゼントだってーきゃぴきゃぴどのこにしよっかな~って、いただいてないわ!もう大人やけんね!

 

こうやって行きたい時に銭湯行ったり、海外行ったりする自分をみて大人になったんだな~ってしみじみと思う。

 

子供のころは大人が好きな時になんでも好きなことができて自由でうらやましかったけど、この自由はたくさんの不自由と引き換えに手に入れてるということを大人になって知るのでありました。

 

子供のころはなりたいものがたくさんあった、働くことがすごく面白そうだって思ってた

 

色々なお店で働いてみたいといと思ってたのになーと無職で余命幾ばくもない状態になり突然のメランコリック!

次にもし生まれ変われることがあるのなら一生懸命働こう!

なりたいと思ったもの全部になろう!

と光り輝く死兆星に誓ったのでありましたあたたたたたーーー!きえったぁー!

死兆星が見えない!!どうちて運命が変わったの?いったいなぜ……もしやこの湯(ペロッごくごく)やはり湯治(良質な温泉に入って病気などを治療すること)の効果か、不摂生な生活による体調不良をこの湯が治し私の運命を変えたというのか!


愛ゆえに人は働かねばならぬ!!愛ゆえに働きます!だからお仕事ください!